Kung Furyは何故懐かしい?

 

LaserUnicorns制作の「Kung Fury」を見た。

30分ほどのショートフィルムであり、1980年代の文化を再現するビジュアルが特徴。

映像は全てVHS画質のように加工してあり、音楽も昔のアメリカのテレビ番組(見たことはないがなぜかそう感じてしまう)のようなものを使っている。

私が注目したいのは、とあるビジュアルである。

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マーベルキャラクター、「コロッサス」に似たメタリックと、グリッドの大地に山と夕日。

 

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このシーンにも似たような風景が描かれている。

 

ちょうど「80年代風ロゴジェネーレーター」というものを最近知り、

それと同じデザインだな!と思った。

「80年代風ロゴジェネーレーター」

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この時に「Retro Wave」というジャンルがあることを知った。

個人的に惹かれるデザインであり、ピンク・オレンジ・ブルーの配色がかなりツボである。

さっそく「レトロウェーブ」で調べたものの、レトロウェーブという髪型の記事しかヒットしなかった。

retro wave」で検索すると、先ほどの画像と似たような画像や音楽がヒットした。

それらは「New Retro Wave」というジャンルで、1980年代レトロの復興であることが分かる。

つまりアメリカの文化なのだろう。

しかし何故日本人の私が懐かしいと思ってしまったのか。

80年代に生きていたわけでもなく、昔のアメリカのテレビ番組など見たことはない。

しかし既視感があるので、youtubeで昔のCMなどを検索してみた。

 

日本のテレビCMの場合80~90年代は光沢のあるロゴは一切なく、洗練されていない。

2000年代から急に映像にこだわったCMが増えているが、ロゴはフラットなままである。

この時点でアメリカはCGが発達していたのが分かる、というのは余談だが私は一つのCMを思い出した。

https://www.youtube.com/watch?v=RNrFfn6ZiXA

ペプシマン」、日本の発案されたキャラクターであり私が小さい頃はよく見ていた(ペプシマンのゲームもやってた)。

あのブルーグレイのメタリックはロゴデザインではなくペプシマンの身体であり、

アメリカを舞台にした映像は「アメリカのテレビCMの記憶」として私に残っていた。

私はそういう結論になったが、レトロを知らない世代もレトロを懐かしむことはできる!と考えます。